「バルサよりもリバプールを選ぶ」 マスチェラーノ、“無冠の時間”を愛した理由は?
8年間在籍したバルサで数多くのタイトル獲得も「リバプールこそが自分の証」
アルゼンチン1部エストゥディアンテスに在籍する元アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノは、これまでバルセロナとリバプールという、二つのビッグクラブで活躍したキャリアを持つ。海外メディアのインタビューでキャリアを振り返ったなか、バルセロナよりもリバプールでの時間を「自分の証」に選んだことに英メディアも注目している。
2007年1月にウェストハムからリバプールに加入したマスチェラーノは、即座にボランチでレギュラーの座をつかみ、負傷者が出た際はサイドバック(SB)やセンターバック(CB)にコンバートするなど、ユーティリティー性も発揮。クラブにとって最も不可欠な存在の1人となった。
2010年夏にバルセロナへ移籍すると、主戦場がボランチからCBへと移り、最終ラインからビルドアップする役割で華麗なパスサッカーを象徴する“ティキ・タカ”の起点となった。リバプールでは縁遠かったタイトルも、バルセロナではリーガ・エスパニョーラやUEFAチャンピオンズリーグ(CL)などで数多くのトロフィーを掲げた。
現在母国のエストゥディアンテスでキャリアの晩年を過ごすマスチェラーノだが、米放送局「CNN」のインタビューで「僕がバルセロナに対して愛で溢れているのは間違いなく、キャリアの最高の時期を過ごした」と言及しつつも、「だけど、僕はリバプールを選ぶよ」と明言。「あそこでは特別なものを感じていた。もちろん、今や世界最高のクラブだが、リバプールこそが自分の証だ」と振り返っていた。
8年間在籍し数多くのタイトルを獲得してきたバルセロナよりも、3年半の在籍で無冠のまま退団したリバプールを選んだことに、英メディア「GIVE ME SPORT」も注目。「マスチェラーノがバルセロナよりもリバプールを愛していると認めた」と見出しを打ち、「バルサで過ごした8年間とは完全に異なる物語にふけていた」と説明している。
リバプールの本拠地アンフィールドの歓声を前にした選手たちは、こぞって特別な体験と口にする。日本代表MF南野拓実は今年1月にリバプールへと加入したが、25歳の日本人アタッカーもリバプールでの時間を特別なものとすることができるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)