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2得点のC・ロナウドが今季4度目の蛮行! 相手MFに蹴り入れるもお咎めなし 地元紙「退場になるべき」
リーグ戦16得点も、地元メディアは気性の荒さを問題視
レアル・マドリードのFWクリスティアーノ・ロナウドは、17日のスポルティング・ヒホン戦(5-1)で2得点の活躍を見せたが、その一方でMFナチョ・カセスへの危険な暴力行為が問題視されている。地元紙「スポルト」が報じている。
問題のシーンは後半7分。ゴールまで約40メートルの地点でパスを受けたロナウドはFWカリム・ベンゼマへ縦パスを入れ、リターンを受けようと前方へダッシュ。そこへヒホンMFナチョ・カセスが体を入れてロナウドの進路をブロックした。するとロナウドはカセスと衝突した後、明らかに故意に右足を振り上げ、背後から右太ももの辺りに蹴りを見舞っていた。プレーとは直接関係ない部分での蛮行にカセスは激怒し、ロナウドに詰め寄った。蹴られた太ももの跡を主審に見せながら、必死のアピールをしたが、カードは出されなかった。
記事では「ロナウドの荒々しい蛮行に罰則なし」と紹介された。さらにロナウドがこうした暴力的なプレーをするのが、今季だけでこれが4度目であると指摘。バルセロナとのエル・クラシコでDFダニエウ・アウベスに肘打ちを見舞ったのをはじめ、ラス・パルマス戦でDFダビド・シモンに、セビージャ戦ではMFグジェゴシュ・クリホビアクに対しても同様に危険なプレーをしていたと報告されている。
ポルトガル代表のスターは、ヒホン戦で今季のリーグ戦得点数を16に伸ばし、変わらぬ得点力の高さを見せつけている。レアル寄りの地元紙「マルカ」も「クリスティアーノ・ロナウドは退場になるべきだった」と特集している。30歳を過ぎたスーパースターだが、時に目を覆うような蛮行も目立つ。その気性の荒さには、大きな問題があると懸念されている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images