エースの一撃で宿敵撃破のマンU 解任回避のファン・ハールは「この勝利は我々を鼓舞する」

ルーニーの豪快ボレー弾でリバプールに1-0と競り勝つ

 マンチェスター・ユナイテッドは17日、敵地でリバプール戦に挑み、後半33分に大黒柱のイングランド代表FWウェイン・ルーニーのゴールが決まり1-0の勝利を飾った。エースのアンフィールドでの2005年以来となる一撃で、負ければ解任と報じられていたルイス・ファン・ハール監督が、「ナショナル・ダービー」を制して大きな1勝を手にした。

 ファン・ハール監督はボランチのフランス代表MFモルガン・シュナイデルランのパートナーに、ベルギー代表MFマルアン・フェライニを起用し、トップ下の位置にスペイン代表MFアンデル・エレーラを配置する布陣で臨んだが、ゲーム序盤は苦しんだ。フェライニのボランチ起用は奏功せず、エレーラはマタの不在から連携で崩せるシーンが少なく、鳴りを潜めていた。

 そして、前半終了間際に悲劇が訪れる。この日、左サイドバックで先発したイングランド代表MFアシュリー・ヤングが負傷によりピッチを去ることを余儀なくされた。前半42分の段階で、若手DFキャメロン・ボースウィック=ジャクソンを投入する羽目になってしまった。

 一方、リバプールは前線で基点となった「偽9番」役のロベルト・フィルミーノが躍動。左サイドバックのアルベルト・モレーノのオーバーラップ、中央からイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやドイツ代表MFエムレ・ジャンがゴール前に絡んでシュートを放つなど、数多くのチャンスを作り出していた。攻勢のリバプールとしてはゴールを割るのも時間の問題と思われたが、この試合でもユナイテッドの守護神、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが神がかり的なセーブを連発。ゴールを死守した。

 

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