「私のせい」 レアルのジダン監督、因縁のアトレティコ撃破を呼ぶ“2枚替え”を自己解説
主導権を握られるなか、クロースとイスコを下げてヴィニシウス&バスケスを投入
現地時間1日のリーガ・エスパニョーラ第25節、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードのスペイン首都決戦は、ホームのレアルが元フランス代表FWカリム・ベンゼマの決勝ゴールで1-0の勝利を挙げた。この試合でターニングポイントとなったのは後半開始からのレアルの“2枚替え”にあったが、ジネディーヌ・ジダン監督は試合後の会見で自らの采配に言及したとスペイン紙「マルカ」が伝えている。
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好調のレアルに対して、ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレチコは今季やや低調。それでもアウェーに乗り込み前半に何度かチャンスを創出するなど、レアルのゴールを脅かす場面を作った。
その状況を見極めて、ジダン監督はハーフタイムに決断を下す。ドイツ代表MFトニ・クロースとスペイン代表MFイスコというプレーメーカー2人をベンチに下げ、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとスペイン代表MFルーカス・バスケスをピッチに送り込んだ。すると後半11分、ヴィニシウスがスルーパスを送ると、走り込んだフランス代表DFフェルランド・メンディが左サイド深くをえぐってクロス。これにエースのベンゼマが合わせ、貴重な決勝ゴールを奪い取った。
この1点を守り切ったレアルはリーグ戦4連勝で首位をキープ。「ダービーに勝つのは難しいことだ。特別な試合だし、アトレティコはとても守備がいいからね」とジダン監督はこの1勝が大きかったと実感するとともに、2枚替えの判断についてこのように話している。
「私は状況を変えるほかなかった。見ている状況に満足していなかったが、それは選手ではなく私のせいだ。誰に対しても名指ししたくないし、イスコとトニは素晴らしい選手だからね。ただ、どの選手にとっても勝利や結果は満足できるものだろう」
2人のテクニシャンを立てながらも、試合に噛み合っていないと見るや逡巡することなく交代の決断を下す――。ジダン監督の采配が、貫禄を増しつつある。
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(FOOTBALL ZONE編集部)