久保建英、“切り札”起用で奮闘も1点が遠く… マジョルカは下位対決に0-1で敗れ2連敗
ホームで勝ち点4差の16位バジャドリードに痛恨の敗戦
日本代表MF久保建英が所属するマジョルカは、現地時間1日のリーガ・エスパニョーラ第22節でバジャドリードと対戦し、本拠地で0-1と敗れリーグ戦2連敗となった。久保は後半14分から途中出場し、果敢に攻めたがゴールを奪えずに試合終了のホイッスルを聞いた。
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前節終了時点で降格圏一歩手前の17位に沈むマジョルカが、ホームに勝ち点4差の16位バジャドリードを迎えた一戦。前節の敵地レアル・ソシエダ戦(0-3)に続く連敗を避けたいマジョルカは、この日も前線にFWアンテ・ブディミルとFWクチョ・エルナンデスを並べた4-4-2を採用した。
両チームとも手堅い試合運びを見せるなか、場内が騒然としたのは前半28分だった。マジョルカは左サイドをDFルーマー・アグベニェヌが抉ってマイナスクロス。これをMFダニ・ロドリゲスが豪快に蹴り込んでネットを揺らし、スタジアムは歓喜に包まれた。しかしVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の進言により、アグベニェヌがクロスを送る前にボールがラインを割っていたと判定され得点が取り消されると、場内はブーイングに包まれた。
0-0で折り返した後半4分には、マジョルカDFアントニオ・ライージョが負傷によりプレー続行が不可能に。悪い流れのなかで同11分、バジャドリードFWエネス・ウナルに先制ゴールを叩き込まれた。
先手を取られたことで、マジョルカのビセンテ・モレノ監督はすぐに動く。同14分、ダニ・ロドリゲスに代えて久保を右サイドハーフに投入。攻撃の“切り札”として、試合の流れを変えることが求められた。
リーグ戦で3試合連続の途中出場となった久保は、積極的に顔を出してボールを受け、ドリブルを仕掛けていく。同29分にはブディミルからのパスを受けて左足でシュートを放つも、これは相手GKの正面をついた。さらに同38分にはペナルティーエリア手前でボールを受けると、相手をかわして左足を一閃。際どいコースにシュートが飛んだが、わずかにゴール右へと外れた。
その後も1点を追うマジョルカが攻め込むも1点が遠く、試合はそのまま0-1で終了。17位マジョルカにとっては16位バジャドリードとの勝ち点差を詰めるチャンスだったが、ホームで敗れてしまい、“切り札”投入された久保もアピールしきれなかった。
(FOOTBALL ZONE編集部)