「日本人へのお膳立てだったが…」 南野、痛恨シュートミスを英紙糾弾「これ以上ないチャンス」
サラーから初得点への“ギフトパス”も…シュートは枠を捉えられず 「実に悪いミス」
リバプールは現地時間1日、プレミアリーグ第25節でサウサンプトンと対戦し、ホームで4-0と圧勝を収めた。日本代表MF南野拓実は後半36分から出場し、エジプト代表FWモハメド・サラーのお膳立てから決定機を迎えるも、シュートはゴール右上の枠外に逸れてしまった。英メディアは「実に悪いミス」と糾弾している。
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前半はインテンシティーの高い一進一退の激しい攻防が繰り広げられたが、後半に入ると一方的な試合展開に。後半2分にリバプールのイングランド代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレンがカットインから右足を振り抜き先制点を決めると、同15分には左サイドを突破したブラジル代表FWロベルト・フィルミーノのパスをイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが押し込み追加点を奪う。
さらに同26分、鮮やかなカウンターからサラーがネットを揺らして3-0。勝利が決定的となったなかで迎えた同36分、オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムに代わって南野が投入された。そして同41分、南野に決定機が訪れる。カウンターからサラーが右サイドを突破。力強いドリブルで相手守備陣を切り裂きペナルティーエリア内に侵入すると、切り返してシュートコースを生み出すも横パスを選択。走り込んだ南野がフリーで右足を振り抜くも、ゴール右を狙ったシュートはわずかに枠を逸れた。
お膳立てしたサラーも頭を抱えた決定機逸となったが、英紙「イブニング・スタンダード」は南野のシュートミスについて、「初得点を記録する、これ以上ないチャンスを得た」と取り上げ、「日本人へのお膳立てだったが……彼がどうにかして曲げた一撃は外れてしまった。実に悪いミスだ」と糾弾した。
サラーは第24節ウォルバーハンプトン戦(2-1)での決定機で、フリーの南野にパスを出さず強引にシュートを打つ場面もあったが、この日はゴールを決めていたこともあり、周囲の状況を冷静に見極めながら、新顔の南野にこれ以上ないボールを提供したが決め切れず。南野にとっては、手痛いワンシーンとなってしまった。