「まるで酔っ払い」 アルゼンチン“伝統の一戦”で衝撃ハイキック…現地非難「もう少しで…」

ボカ対リーベルで起きたラフプレーが話題(※写真は去年対戦時のもの)【写真:Getty Images】
ボカ対リーベルで起きたラフプレーが話題(※写真は去年対戦時のもの)【写真:Getty Images】

アルゼンチン女子カップ戦決勝の“スーペル・クラシコ”でラフプレーが飛び出す

 ボカ・ジュニアーズ対リーベル・プレートは、アルゼンチンを代表する2クラブによる伝統の一戦であり、“スーペル・クラシコ”として知られる。女子サッカーの同カードが現地時間1月31日に開催され、衝撃的なラフプレーが生まれた。

 昨年からプロ化したアルゼンチンの女子サッカー。今回はカップ戦の決勝でボカ対リーベルというビッグマッチが実現した。世界でも屈指のライバル関係を築く両クラブの対戦は、前半32分にセットプレーからボカが先制。ハーフタイムを挟んで迎えた後半5分にもボカが追加点を挙げ、2-0とリードを広げた。試合はそのまま2-0で終了し、ボカが見事優勝を飾っている。

 問題のプレーが飛び出したのは、リーベルが2点のビハインドを背負い、焦りが生まれてくる後半31分だった。ルーズボールにリーベルの選手2人、ボカの選手1人が向かっていくと、リーベルDFダニエラ・メレレスは足を高く上げてボールに向かって突進。ボカFWアンドレア・オヘダの頭をかすめてボールに触れ、そのまま味方の肩に強烈なキックを見舞う形となった。

 間一髪で頭部への直撃は避けたオヘダだが、右肩にタックルを受ける形となり、しばらくピッチにうずくまる事態に。それでも自力で立ち上がると、イエローカードを受けたメレレスと握手を交わし、プレーへと戻っていった。

 味方まで巻き込む強烈タックルを、アルゼンチン衛星放送「TNTスポーツ」公式ツイッターは「もう少しで退場だった! メレレスが危険な足上げタックルでオヘダの頭を刈り取るところだったが、退場は回避している」と綴り、タックルの瞬間を動画で公開。返信欄では「まるで酔っ払い」「プロレス団体のようだ」と非難の声が上がっていた。

 カップ戦決勝、伝統の一戦というヒートアップしやすい状況が揃っていたとはいえ、一歩間違えば大怪我につながりかねないラフプレー。今回は幸いにして負傷者は出なかっただけに、次回の対戦では熱くなるなかでも冷静なプレーで盛り上げてほしいところだ。

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