吉田麻也の貢献は「ピッチ上だけではなかった」 サウサンプトンでの慈善活動を英紙称賛
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サンプドリアへの期限付き移籍が決定し、7年半在籍した古巣を離れる
日本代表DF吉田麻也は1月31日、プレミアリーグのサウサンプトンからセリエAのサンプドリアに期限付き移籍することが決定した。7年半を過ごしたサウサンプトンの地元紙は「吉田の貢献はピッチ上だけではなかった」として、これまでの活動に賛辞を送っている。
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吉田は2012年の夏にオランダのVVVフェンロからサウサンプトンへ移籍。同年9月のアーセナル戦でデビューを果たし、7年半にわたって在籍した。毎年戦力の入れ替えが起こるチームで激しいレギュラー争いを重ね、通算194試合に出場9得点を記録。しかし今季はプレミアで8試合の出場にとどまり、直近9試合は出番がなかった。クラブとの契約が残りの6カ月間となったこのタイミングで、出場機会を求めての移籍を決断。新天地はセリエAで16位と苦戦するサンプドリアに決まった。
英地元紙「デイリー・エコー」はサウサンプトンでの184試合出場9得点という成績、キャプテンも務めた功績に触れたうえで、「吉田の貢献はピッチ上だけではなかった」と指摘。次のように伝えている。
「31歳の吉田は、サウサンプトンのローカルコミュニティーに対して、素晴らしい寄付を続けてきた。今季の開始時、彼はサラリーの1%をセインツ・ファンデーション(クラブが支援するチャリティー団体)に寄付すると約束したが、それ以前からクラブのチャリティー活動に可能な限り協力してきた」
多くの選手が上位クラブに引き抜かれるなかで、長年にわたってサウサンプトンを支え、ピッチ外のチャリティー活動も現地で注目されてきた吉田。新天地のサンプドリアで健在を示し、サウサンプトンで関わった人々にも良いニュースとしたいところだ。
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