セリエA“歴代ファンタジスタ”の美技動画にファン喝采 「神!!!」「最高にスキルフル」
プラティニ、マラドーナ、バッジョ、デル・ピエロ… セリエAを彩った“歴代10番”を紹介
日本代表DF吉田麻也が、31日にイタリアのサンプドリアに期限付き移籍したことで、今季セリエAではボローニャの日本代表DF冨安健洋に続く2人目の日本人選手が誕生した。日本における「セリエA」への注目度が再び高まるなか、リーグ公式YouTubeチャンネルは「セリエA最高の10番たち」と題した1本の動画を公開。往年のファンタジスタたちのプレー映像に、ファンから感嘆の声が上がっている。
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近年は潤沢な資金を誇るイングランドのプレミアリーグや、バルセロナとレアル・マドリードという二大名門が牽引するスペインのリーガ・エスパニョーラが、欧州5大リーグの中で突出した存在となり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも覇権争いを繰り広げているが、かつて「世界最強リーグ」と謳われ、各国のスーパースターが集結していたのがイタリアのセリエAだった。特に1980年代後半から2000年代前半にかけては、ACミラン、ユベントス、インテルの“3強”を軸に栄華を極めており、数々のスーパープレーや名シーンに魅了された日本のサッカーファンも多いはずだ。
今回、セリエA公式YouTubeチャンネルは「ジジ・リベラからパウロ・ディバラまで、イタリアで背番号10のジャージを着た最高の選手たち」と綴り1本の動画を公開したが、特に観る者を魅了するのはセリエA全盛期に“ファンタジスタ”と呼ばれて活躍した選手たちのプレー映像だろう。
1980年代に輝きを放ったのはユベントスで活躍した元フランス代表の“将軍”ミシェル・プラティニと、ナポリに二度のスクデットをもたらしたサッカー史に残る天才である元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナの2人。その系譜は元イタリア代表MFロベルト・バッジョに引き継がれ、今回の映像でもフィオレンティーナ時代に始まり、数々の繊細なボールタッチによる美技が収録されていた。
ユベントスでそのバッジョの後継者となった元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロは、代名詞と言える左45度からのシュートや高精度FKで一時代を築き、25年間にわたってローマ一筋を貫いた元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティも、華麗なスキルによってゴールを量産した。
その他にもフィオレンティーナとミランで活躍した元ポルトガル代表MFマヌエル・ルイ・コスタや、イタリアで背番号10はつけていないものの“10番タイプ”として、2000年代のミランで輝きを放った元ブラジル代表MFカカらのプレーも紹介されている。
動画のコメント欄には、それぞれの選手への思い入れがあるファンから「バッジョ!! 最高にスキルフル!」「マラドーナは神!!!」「デル・ピエロ、なんてプレーヤーだ」「バッジョとデル・ピエロは史上最高の選手」「ルイ・コスタは一流、バッジョは凄すぎ」といったメッセージが届いたほか、「昔のフットボールが大好き。10番、トレクァルティスタ(トップ下)。現代フットボールでは珍しい」と当時を懐かしむ声や、「ジーコはどこ?」「サビチェビッチ?」など、登場していない“10番”の名前を挙げる者もいた。
世界中のサッカーファンを虜にしたセリエAの“ファンタジスタ”たち。その勇姿は時が経っても、色褪せることはないようだ。