元リバプール監督補佐、C・ロナウドのマンU移籍金に驚愕 「3倍になるなんて驚き」
トンプソン氏はスポルティングからロナウドを獲得しようとしていた過去を告白
かつてリバプールでアシスタントマネージャーを努めたフィル・トンプソン氏は、当時スポルティングCPに所属していたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)に目をつけていたと明かした。しかし、その後にマンチェスター・ユナイテッドへと渡った際の移籍金を聞いて驚愕したという。英紙「デイリー・メール」が伝えた。
母国ポルトガルの名門スポルティングでデビューを果たしたロナウドは、2003年に18歳でユナイテッドに加入し、09年までプレー。名将アレックス・ファーガソンの下で世界的スターへと成長を遂げ、3回のプレミアリーグ制覇、リーグカップは2回優勝。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、FAカップ、コミュニティーシールド、クラブ・ワールドカップをそれぞれ1回ずつ制した。ユナイテッド時代にバロンドールも獲得している。
まだ10代だったロナウドのユナイテッド移籍が決定する前、当時リバプールを指揮していたジェラール・ウリエ監督とアシスタントマネージャーだったトンプソン氏もロナウドの存在を認知。獲得を試みようとしたことを、トンプソン氏は米メディア「ジ・アスレチック」のインタビューで明かしている。
「移籍金は400万ポンド(約5億7300万円)だと言われた。彼らは4年契約での金額だと説明したので、実質1年で100万ポンド(約1億4300万円)だ。私は、彼はどれくらいの給料を欲しがっているのを尋ねたら、手取りで年俸100万ポンドだと言われたよ。18歳の青年にはあまりに高かったが、彼らは交渉可能だと言っていた」
「ジ・アスレチック」は、そのような高額な給料が認められれば、クラブ内で他の選手たちの怒りを買う可能性があったとの見解を示している。しかし、ライバルのユナイテッド、特に名将アレックス・ファーガソンにとっては問題にならなかったようだ。