世界各国とのコネクション強化へ

　現在アーセナルでは、元バルセロナのDFエクトル・ベジェリンやMFサンティ・カソルラ、DFナチョ・モンレアルらの獲得に一役買ったスティーブ・ローリー氏がチーフスカウトを務めている。すでにスペイン方面への強いパイプを持っているが、世界各国とのコネクションを強化し、さらなる有望な若手の発掘に力を入れていく考えのようだ。

　故障者が続出する中、今冬の移籍市場でも23歳のエジプト代表MFモハメド・エルネニー獲得をはじめ、昨年のU-17ワールドカップを制したナイジェリア代表の逸材を狙うなど、経験豊富な即戦力よりも若手に投資する一貫性のある強化を続けるアーセナル。若手選手の発掘、育成に定評のあるアーセン・ベンゲル監督の野望が尽きることはないようだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images