“タイのメッシ”を封殺し先制アシスト! リーダー遠藤が示したリオ五輪出場権への覚悟
2戦連続フル出場、攻守のバランサーとして機能
U-23日本代表は16日のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選、グループリーグ第2戦のU-23タイ代表戦に臨み、4-0と快勝。1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。主将のDF遠藤航(浦和)はFW鈴木武蔵(新潟)の先制弾をアシストするなど、2試合連続フル出場で奮闘した。
遠藤はこの試合、攻守両面で貢献した。“タイのメッシ”とも称されるMFチャナチップ・ソングラシンとピッチ上で対峙したが、「一発で飛び込まないっていうところが一番大事な部分。(チャナチップは)ファーストタッチで交わす能力があったりとか、相手のボールに対してうまく重心を使ってかわしてくるシーンが結構あったので我慢して抜かれないってことと、ワンツーとかそういうところにしっかりついていくように意識していた」と振り返るように、相手のキーマンに決定的な仕事をさせなかった。
攻撃でも正確なパスで先制点を演出。それは初戦で見えた課題が、生かされての結果だった。攻め込みながら得点が奪えずにいた前半27分、相手GKのキックをカットした日本は、中盤で遠藤へパスをつなぐ。「武蔵から『裏』という声もあった」と言うように、鈴木が走る姿を前方に捉えた遠藤は迷わず前線にフィード。ボールを託された鈴木は、ワントラップから豪快なシュートをタイゴールに突き刺した。
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