香川真司、レアル相手の奮闘を現地紙評価 「最も鋭利な存在」「最高の時間帯を演出」
国王杯ラウンド16で“白い巨人”相手に意地 シュートを放つも相手GKの好セーブに遭う
スペイン2部サラゴサのMF香川真司は、現地時間29日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ラウンド16のレアル・マドリード戦に先発フル出場し、世界的なビッグクラブ相手にゴールを脅かすシュートを放った。0-4で大敗を喫したとはいえ、スペインメディアは「最も試合に関与した選手」「足りないのは得点だけだった」と高く評価している。
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試合は前半6分、レアルのフランス代表DFラファエル・ヴァランにゴールを決められて先制点を献上した。迎えた同23分、ペナルティーエリア内右でボールを受けた香川はボールを中央へ一つ持ち出すとそのまま左足を一閃。ボールはブロックに来たレアルのスペイン代表DFダニエル・カルバハルの足に当たって微妙にコースが変わり、レアルのゴールへ向かったが、相手GKアルフォンス・アレオラの好セーブに阻まれて得点はならなかった。
サラゴサはその後前半32分、後半27分、同34分にネットを揺らされ、結果的に4失点の大敗。ただ、香川はそのなかでフル出場し、随所に存在感を発揮するなど意地を見せた。
スペイン紙「マルカ」は選手評価で、香川にサラゴサ内ではチームトップタイの星二つ(星3つが満点)を付与。「サラゴサは香川、ソロの指揮で反撃。日本人選手はチャンピオンズリーグの経験とともにブランキージョ(=サラゴサ)にとってこの日最高の時間帯を演出し、アレオラにスーパーセーブを強いた」と記している。
また、スペイン紙「AS」は「偉大な失望、香川は今回ビクトル(・フェルナンデス)のチームで最も試合に関与した選手」と言及。サラゴサ地元紙「エラルド」は「香川、最も鋭利な存在」と題しながら、「シュートを3度放ち、早い判断とともに良い試合をした。足りないのは得点だけだった」と評価した。
序盤戦以降は思うように活躍できていなかった香川だが、レアル相手の奮闘を足がかりに巻き返したいところだ。