U-23韓国代表監督、東京五輪へ“ライバル心”露わ 「日本より良い成績を収めたい」

U-23アジア選手権で初優勝した韓国代表【写真:Getty Images】
U-23アジア選手権で初優勝した韓国代表【写真:Getty Images】

キム・ハクボム監督が母国での会見に出席 「銅メダルという目標を設定することも可能だ」

 タイで開催されたU-23アジア選手権で史上初の優勝を飾り、東京五輪出場を決めた韓国代表のキム・ハクボム監督が、30日に行われた母国での記者会見に出席し、メダル獲得を目標に掲げた一方、「少なくとも日本より良い成績を収めたい」と強気の宣言をしている。

 森保一監督率いるU-23日本代表がU-23アジア選手権でグループリーグ敗退の憂き目に遭ったなか、韓国は底力を発揮して大会を制するとともに、9大会連続の五輪出場を決めた。30日に母国で会見に臨んだキム・ハクボム監督は「優勝というタイトルを手にしたのは、監督として非常に光栄だ。韓国サッカーと選手たちの発展のために良かったと思う」と振り返っている。

 東京五輪に向けて「東京五輪では、エントリーが18人に減るという問題もある。東京は高温多湿でもあるので、その部分も考慮する」と言及。MFペク・スンホ(ドイツ2部ダルムシュタット)やMFイ・ガンイン(スペイン1部バレンシア)ら有望株の招集について問われると、「必要だと思う。所属チームとも接触した」と告白し、メンバー入りの可能性を示唆した。

「選手たちを信じ、選手も監督を信じれば、今回のように良い成績が残る。(五輪は)隣国である日本で開催される。見方次第では、ホームのアドバンテージを得たとも言える」

 韓国は2012年ロンドン五輪で日本を破って銅メダルを獲得したなか、キム・ハクボム監督は東京五輪でも“メダル獲得”を目標に掲げ、日本へのライバル心もむき出しにする。

「少なくとも日本より良い成績を収めたい。銅メダルという目標を設定することも可能だ」

 U-23アジア選手権で日韓の明暗はくっきりと分かれたが、東京五輪ではどのような結末を迎えるのか注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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