サラゴサ香川真司、完敗のレアル戦で存在感 攻撃を牽引…「素晴らしい工夫」を現地紙評価
スペイン国王杯ラウンド16のレアル戦は0-4完敗も、シュートチャンスを演出
スペイン国王杯ラウンド16は現地時間29日に各地で行われ、元日本代表MF香川真司が所属するサラゴサはレアル・マドリードをホームに迎え撃ったものの、0-4で敗戦を喫した。レアル攻撃陣の力を見せつける形となった90分間だったが、香川も何度かシュートチャンスに持ち込むなど奮闘。その能力に現地紙「AS」が注目している。
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試合は前半6分にCKからドイツ代表MFトニ・クロースがグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドにポジショニングしていたフランス代表DFラファエル・ヴァランが合わせてレアルが先手を取る展開に。
格下のサラゴサにとっては難しい展開となるなかで、香川は23分にペナルティーエリアやや右からカットインしてシュートを放ち、レアルのフランス代表GKアルフォンス・アレオラがなんとか弾く場面を作るなど、サラゴサの攻撃を促進した。
ただ地力に勝るレアルは前半32分にスペイン代表FWルーカス・バスケスが追加点を決めると、後半27分にブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、同34分に元フランス代表FWカリム・ベンゼマと順調に点数を積み上げて勝負あり。同紙は「ジダンは再び才能をチームに溶け込まそうとしている。今ではチームが同じ方向を向いている」と、ヴィニシウスやバスケスらと言った選手が結果を残し、チームとしての分厚さを見せつける形となったとしている。
ただし、大差がついた試合のなかで、同紙は香川のプレーぶりにも注目。「マドリードの1点目と2点目の間に、サラゴサは素晴らしい工夫を見せた香川がけん引する姿を見せた」、「(後半14分の)FWルイス・スアレスの投入によって、試合をやや混沌とさせた。香川自身も再びチャンスをうかがう場面があった」と、前後半ともにゴールを狙う意欲を見せたと評価していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)