ネイマール、“過去最高”の自分をアピール サントス、バルサ時代を超える数字とは?
1試合の平均得点、アシストで自己最高をマーク
ブラジル代表FWネイマールは、2017年にパリ・サンジェルマン(PSG)へ加入して以降、ピッチ外でのスキャンダルや怪我に悩まされてきた。しかし、ついにトップフォームを取り戻したようだ。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
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2017年8月に移籍金2億2200万ユーロ(約269億円)でバルセロナからPSGに加わったネイマールは、1年目からリーグ制覇に貢献した。ただ、足の怪我で出場が危ぶまれながら参加した18年ロシア・ワールドカップ(W杯)では、ベルギーとの準々決勝でファウルをアピールする際に過剰な演技が注目を集め、その痛がるリアクションを真似た「ネイマール・チャレンジ」が世界中で流行るなど不名誉な形で脚光を浴びた。
さらに、19年コパ・アメリカ(南米選手権)前には婦女暴行疑惑が浮上。大会開幕直前の親善試合で負傷したため代表から離脱した。昨夏の移籍市場ではバルセロナ復帰の移籍騒動が起き、退団希望を明確にしていることを認めていた。バルセロナ側も買い戻しに向けて交渉を試みていたが、結局成立せずにネイマールはPSGに残留している。
ところが今季はシーズン序盤こそ欠場が続いたが、リーグ・アン第5節ストラスブール戦(1-0)で復帰すると、故障を抱えながらも徐々にコンディションを上げ、ここまでリーグ戦では13試合で13ゴール5アシストをマークしている。
「マルカ」紙は、ドイツ移籍情報専門サイト「transfermarkt」を基にネイマールがこれまで所属したクラブと国内リーグのスタッツを比較。すると、サントス時代は通算134試合70得点35アシスト、バルセロナでは通算186試合105得点76アシスト、PSGでは75試合66得点35アシストとなり、1試合平均ではPSGでの「0.88得点」「0.46アシスト」が過去の2クラブ在籍を上回る結果となった。
リーグ別にすると、フランスでは50試合47得点26アシスト、スペインでは123試合68得点ル50アシスト、ブラジルでは103試合54得点28アシストで、1試合平均では「0.94得点」「0.52得点」と、現在の記録が断トツだった。
今季を見ると、ネイマールは公式戦17試合で15得点を記録しており、シュート成功率は56%。リーグ・アンでは同僚のフランス代表キリアン・ムバッペと並んで得点ランキング2位につけている。また、バルセロナ時代は4試合連続ゴールが最長だったが、今季は直近7試合連続でゴールを決めていて、もし8試合に伸ばせばクラブ記録となり、伝説のFWカルロス・ビアンキとムバッペに肩を並べることになる。
フランスでの2年目は思うようにいかない時間が続いていたネイマールだが、ついに本来の力を取り戻したようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)