サッカー界にもコロナウイルスの余波 ACLで中国勢関与の対戦日程がすべて変更に

フッキの所属する上海上港など中国勢絡みの対戦日程が変更に【写真:Getty Images】
フッキの所属する上海上港など中国勢絡みの対戦日程が変更に【写真:Getty Images】

中国で猛威を振るうコロナウイルスの影響を鑑みて、AFCは日程の変更をアナウンス

 アジアサッカー連盟(AFC)は29日、中国で猛威を振るうコロナウイルスの影響により、今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で中国勢が絡む対戦スケジュールがすべて変更になることを発表した。

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 現在、中国では武漢を発祥地と見られるコロナウイルスが猛威を振るい、国際問題に発展している。中国全土、あるいは日本を含む周辺国にも感染が拡大しつつあるなかで、AFCは「それぞれのグループの競合クラブと併せて行われた協議によるものであり、中国における現在のコロナウイルスの発生を考慮して、すべての参加選手とチームの安全と幸福を確保するための予防措置である」として、日程の変更をアナウンスした。

 今季のACLグループリーグ第3戦までに中国勢のホームで予定されていたゲームは、すべて対戦チームのホームゲームと順序が入れかわることになる。つまり、中国勢は第3戦までのACLはすべてアウェーゲームを戦うことになった。

 また、第4戦以降についても「AFCは状況を綿密に監視してから、MD4、5、6での中国のクラブのホームマッチをさらに決定する」と言及。第4戦以降で中国勢のホームゲームが中立地開催など、別の措置が取られる可能性を除外しない発表を行っている。

 現時点で、日本勢では該当する日程に中国勢とのアウェーゲームが予定されていたのが、横浜F・マリノスが第3戦で上海上港と対戦するゲームのみ。発表に従えば、この試合は横浜FMのホームへと変更になるとみられる。その他、ヴィッセル神戸が広州恒大、FC東京は上海申花と同組になっているが、当初から中国遠征は第4戦以降の予定になっている。

 サッカー界も余波を受けることになったコロナウイルスの影響だが、今後の状況次第では追加措置が行われる可能性もある。アジアの覇権を争う国際大会と、選手やスタッフ、サポーターも含めた危険性と隣り合わせの判断がどうなっていくか、その動向が注視される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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