豪快な先制弾を決めた鈴木が連携面に自信 「航くんとの関係性が良かった」

攻撃陣のコンビネーションに手応え

 右足を振り抜いた強烈な一撃が、決勝トーナメントへの扉を開いた。16日に行われたリオデジャネイロ五輪アジア最終予選のグループリーグ第2戦、日本対タイの一戦で2試合連続の先発出場となったFW鈴木武蔵(新潟)は、前半27分に先制ゴールを決め、4得点を挙げた日本のゴールラッシュの口火を切った。試合後、鈴木は得点シーンについて「すごくいい関係性だった」と、アシストした主将DF遠藤航(浦和)とのコンビネーションを自画自賛していた。

「結構自分たちでボールを握って、ペースをつかめていた。やろうとしていたことができた試合だった」

 鈴木がそう振り返るように、日本は序盤から攻勢に出た。FW浅野拓磨(広島)と豊川雄太(岡山)がそれぞれゴールポストとバーを直撃する一撃を放つなど、タイゴールに襲いかかった。すると前半27分に鈴木が、相手の一瞬の隙を見逃さずゴールを陥れた。相手GKのパントキックを奪った日本はパスをつなぎ、最後は遠藤がダイレクトで前線へフィードを送ると、最終ラインの裏に抜け出した鈴木が頭でのワントラップから右足の強烈なシュートを突き刺した。

「航くんとの関係性が良かったというのが全て。ゴールのところは思い切って振り抜きました。航くんに(ボールが)来た時に、『裏』って要求していた。そこでちょうどいいボールが来たので、それはすごく良い関係だったと思います」

 

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