8強進出に手応えの手倉森監督 先発6人変更での快勝劇に「総合力も示せた」
攻撃面では課題も挙げる
2連勝でグループリーグ突破を決めた指揮官には、安堵の表情が浮かんだ。16日のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選のグループリーグ第2戦、日本はタイを相手に4-0と大勝。1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。
試合の大きな分岐点になったのは、2-0のリードを許した後半10分に与えたPKのピンチで、タイのキッカーが足を滑らせてシュートが失敗に終わったシーンだった。手倉森誠監督も「PKを取られて1点差に詰め寄られていたらという状況だったが、なんとか耐えた」と、運も味方したこのシーンが大きかったと振り返った。
初戦の北朝鮮戦からほぼ半数にあたる先発6人を入れ替えて臨んだが、「6人を入れ替えて総合力も示せた。これからの戦いに勢いを持って臨めれば」と、チーム全体での勝利に手応えを得た。
そして、まだまだ続いていくリオ五輪への道に対して「まずはコンパクトなサッカーを心がけて、ショートカウンターの手数をかけない攻撃と、ポゼッションを使い分けられたら」と、気を引き締め直していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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