4発快勝の日本が2連勝で8強進出! 「全員サッカー」でリオ五輪出場権獲得へ前進

2試合連続無失点と守備も安定

 日本は後半開始と同時に先制点の鈴木に代えて、手倉森誠監督がキーマンの一人に挙げていた20歳のFWオナイウ阿道(千葉)を投入した。すると同4分、オナイウの右クロスが流れたボールをMF原川力(川崎)が拾うと、左サイドを突破して浮き球のクロスをゴール前へ。飛び込んだ矢島が頭で押し込んで追加点を奪った。

 日本は同8分にPKのピンチを迎えた。しかし、タイのキッカーを務めたMFプアンジャンはピッチに足を取られてシュートをクロスバーに当てるミスを犯し、失点を免れた。

 手倉森監督は同25分に浅野を下げ、FW久保裕也(ヤングボーイズ)をピッチに送り出す。久保は出場からわずか5分後、DF岩波拓也(神戸)のアシストを受けてネットを揺らすと、さらに同39分には自ら得たPKも決めて途中出場から2得点を挙げた。

 日本はチーム2点目を決めた矢島に代えて、この日が誕生日のFW南野拓実を投入するなど、余裕を持った采配も見せた。後半は攻めこまれるシーンも増えたものの、相手のミスにも助けられ、最後までゴールを割らせず。2試合連続の無失点で連勝を飾り、決勝トーナメント進出を決めた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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