ミランで衝撃の年齢詐称問題が発覚! 下部組織のガンビア代表FWが大胆不敵な9歳サバ読み

ガンビア代表FWヤファの違反行為

 ACミランの下部組織に所属していたガンビア代表FWが9歳もサバ読みしていたという大胆不敵な年齢詐称問題が浮上している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 問題になっているのはガンビア代表FWユスファ・ヤファ。2009年にACミランの下部組織に加入したが、この時から大胆に年齢をごまかしていたという。イタリアの移民管理局によると、2009年の入国時は1996年12月31日と年齢を申告していた。だが、実際は1987年11月14日であると判明。13歳のはずが、実際は22歳だったという信じられないほどの年齢詐称が物議を醸している。

 南米やアフリカなどでは年齢を若く偽り、FIFAの国際大会で実際よりも下のカテゴリーの大会で活躍し、選手の評価を高めるという違反行為が頻発していた。身分詐称として有名なのは、当時「ミラクル・キエーボ」の一員としてキエーボ・ヴェローナで活躍したエリベウトだろう。

 彼の場合は2002年に23歳で入国したとされていたが、実際は当時27歳であった。しかも、その時には本名のルシアーノではなく、エリベウトと名乗ってイタリアに入国。当然のように事実がその後に露呈し、約1700万円の罰金と6ヵ月の出場停止処分が下されている。

 また、過去にはカメルーン代表FWサミュエル・エトーやコロンビア代表FWラダメル・ファルカオにも、年齢詐称疑惑が浮上したこともある。年齢が選手の評価額や移籍金に直結する現在の移籍市場。女性アイドルのように「若く見られたい」というだけに留まらない特殊な年齢詐称事情が、フットボールの世界には存在するのだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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