チバス戦で今季初アシストの本田にインザーギ監督が“合格点” 「10番剥奪」を切望した地元メディアも「本田はチームに手を貸した」と評価を上げる

 本田は米テキサス州ヒューストンで行われた一戦で、4-3-3の右ウイングで先発出場。今季初アシストを記録するなど、3-0の勝利に貢献した。

 記事では同試合で直接FKを決めるなど活躍したFWバロテッリを大きく取り上げつつ、インザーギ監督が攻撃陣を称賛している様子を紹介。指揮官は「すごく大きなやる気をみた。攻撃がよかった。僕は素晴らしい選択をした。バロテッリ、パッツィーニ、ニアン、そして本田も気に入った」と話し、背番号10についても及第点を与えている。

 また、ミラン専門のニュースチャンネル「Milannews.it」はミランの攻撃陣について「攻撃は全体的に向上できるのは疑いない」と一定の評価を与えている。

「Milannews.it」は北米で開催されたギネス・インターナショナル・チャンピオンズカップでミランが3戦全敗した直後に「アイディアはゼロ、試合内容はゼロ、創造性もゼロ……。ミランはクオリティーを探し求めている」 とチームを酷評。「クオリティーと言えば……、お願いだ。本田から10番を剥奪してくれ」と不振の日本人MFをやり玉にあげた。

 しかし、今試合のパフォーマンスにより、本田の評価は少しずつ上昇しているようだ。記事では「(ミランは)レベルの高い右サイドを買いに行くこともできる。しかし実際ミランの攻撃は他のポジションに比べて補強がそれほど必要でないように見えてくる。チバス戦では攻撃陣みんながいいプレーをしていた。点を決めたFWも、本田も1-0の決定的なアシストをしたり、3-0のアクションにも介入してチームに手を貸した。ロビーニョの放出で、そのポジションに代わりの選手が助けになるが、1人のサイドに大金をかけるのは先決ではないように見える」と伝え、攻撃面の補強の必要性は低いとの見解を示している。
【了
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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