アルゼンチン代表FWディバラ、ユベントス退団寸前の過去を告白 「離れかけていた」
ユナイテッドやトットナムが関心を示していると報じられ、実際に退団の可能性もあった
ユベントスのアルゼンチン代表FWパオロ・ディバラは、昨夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドやトットナムから興味を持たれていると伝えられていた。最終的に残留したが、「クラブを離れかけていた」と移籍目前だったことを明かしている。英紙「ガーディアン」が報じた。
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10代の頃から将来を嘱望されていたディバラは、2012年にパレルモ移籍でイタリアへ渡り、15年にはリーグ随一の強豪であるユベントスに加入。元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン(現レアル・マドリード監督)や元イタリア代表MFアンドレア・ピルロら名手が背負った21番をつけ、初年度からリーグ戦で19ゴールを奪う活躍を見せた。
しかし、背番号10に変更した2017-18シーズンはチームの中心として22得点を挙げたものの、翌年にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが加入すると出場機会が減少。昨季は5ゴールという寂しい成績に終わった。そのため昨夏にはユナイテッドやトットナムが関心を強め、ディバラ獲得に近づいていたと報じられていた。
ディバラ本人は当時を振り返り、ユベントスを去る可能性があったことを明かしている。
「僕はクラブを去りかけていた。それはクラブとしての考えにあったことも知っていた。ギリギリまで僕は待っていたんだ」
それでも、レンタル復帰した同郷のアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインの決意にも触発され、残留を決意。マウリツィオ・サッリ監督の下で再び輝きを取り戻している。ディバラは「契約が2年残っている。短い時間ではないが、長い時間でもない」と語り、今後の行く末はクラブの状況を見て考える意向を明かした。
「僕が次の市場に出るかもしれないと思うのか、あるいは彼らが僕にとどまることを望むのか。ユベントスの計画を見てみよう。それはクラブが下す決定だ。状況は一瞬で変化するから、知るのは困難だよ。だけど、僕はここにいる。クラブは僕を大切にしてくれている。幸せだし、快適だよ。サッリ(監督)も助けられたからね」
契約延長の話も浮上しているディバラは、昨夏の決断がいい方向へと動いているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)