浦和の2016年が始動! 無冠の続く指揮官は謎めいた所信表明 「私はタイトルという言葉を使わない」

過密日程をにらんだ守備陣の補強

 遠藤を含めた選手は未来へ向けた投資の意味があると話した一方で、DFイリッチに関しては即戦力としての期待と、遠藤のスケジュールの問題との両にらみであると話した。

「イリッチはスロベニア代表などで多くの経験があり、浦和の力になってくれると考えた。遠藤とイリッチはポリバレントなプレーヤーであり、昨年の過密日程で感じた後ろのポジションの問題を解決できる。ただし、遠藤はオリンピックチームに呼ばれることも多い。どれだけチームの試合にいられるかという要素もあり、イリッチも獲得した」

 柏木の状態が示すように、元日まで天皇杯を戦った浦和には、オフが2週間しかなかった。それだけに「最初の1週間から10日間は選手のコンディションを観察し、合わせなければいけないだろう」と語った。いわゆる”身体作り”という意味で、今季は通常の開幕前のような始動にできない苦悩も口にした。

 そして、今季の目標を問われた指揮官は「日本のクラシックな記者会見で、12チームぐらいの監督さんはタイトルを取ると言うだろう」と謎めいた言い回しで語り始めた。

 

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