韓国代表エースが「冬眠から覚醒」 ソン・フンミンの復活弾に母国注目「予言が現実に…」
トッテナムFWソン・フンミンがノリッジ戦で8試合ぶりのゴールとなる決勝弾をマーク
トットナムは現地時間22日、プレミアリーグ第24節でノリッジと対戦し、2-1の勝利を収めた。8試合ぶりのゴールとなる決勝弾を奪った韓国代表FWソン・フンミンに対し、母国紙は「冬眠から覚醒」と不振脱却を主張し、「モウリーニョ監督の予言が現実となった」と、指揮官の信頼に応える一撃となったと取り上げている。
直近のリーグ戦4試合で未勝利(2分2敗)と足踏みが続いていたトットナムだが、この日は前半38分にイングランド代表MFデレ・アリが先制点を奪い幸先の良いスタートを切る。だが、後半25分に献上したPKを決められ同点。最下位相手に勝ち点3を取りこぼす不穏な空気が漂っていたなか、韓国代表エースがチームを救う決勝弾を決める。
1-1で迎えた後半34分、華麗なパスワークで右サイドを打開したトットナムは、ペナルティーエリア右に抜け出したアリがシュート性のボールを送るも、相手DFのブロックに遭う。しかし、高々と上がったルーズボールがファーポスト付近に落下すると、走り込んでいたソン・フンミンが体ごと投げ出すヘディングシュートで押し込んだ。
ソン・フンミンは昨年12月8日の第16節バーンリー戦(5-0)で衝撃の約70メートル7人抜きドリブル弾を決めて以降、退場処分の影響もあり、出場した公式戦7試合でゴールを奪えていなかった。韓国紙「国民日報」は「ソン・フンミンが冬眠から覚醒」と見出しを打ち、不振から脱するきっかけを掴んだと主張した。
また、韓国紙「朝鮮日報」は「モウリーニョ監督の予言が現実となった」と取り上げ、前日の記者会見で「ソン・フンミンは再びゴールを量産する。私はその始まりがノリッジ戦であると確信している」とコメントを残していたことを紹介したうえで、予言が的中したと強調した。
絶対的エースのイングランド代表FWハリー・ケインが長期離脱を強いられているだけに、ソン・フンミンの復活はトットナムにとって救いの一手となるのは確かだろう。