ファン・ハールに「肥満」と侮辱された英紙記者が反論 「膝の手術を受けて走れないんだ」

ニューカッスル戦後の会見で起きたマンU指揮官と記者の舌戦

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、3-3のドローに終わった12日の敵地ニューカッスル戦後の記者会見で、イングランド代表FWウェイン・ルーニーに関する質問を発端に、「そこの肥満」と報道陣をなじるなどの舌戦が物議を醸した。そして「肥満」呼ばわりされた記者が、オランダ人指揮官の侮辱発言について反論している。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。

 降格圏に低迷するニューカッスルを相手に、後半45分に同点弾を献上し、土壇場で勝ち点2を逃したオランダ人指揮官は、記者会見で机を何度も叩き、悔しさをにじませていた。そして会見の最後に、この日2ゴールの活躍を見せたイングランド代表FWウェイン・ルーニーに関する質問を受けると、”ファン・ハール劇場”が幕を開けた。

「我々はウェイン・ルーニーについて話はしない。君たちが彼の批判をしていたのだろう。私ではない」

 こう話しながら、指揮官は席を立った。ルーニーはこの日、前半9分に先制のPKを決めると、2-2で迎えた後半34分には豪快に勝ち越し弾を叩き込むなど輝きを見せた。だが、これが今季5得点目。不振のエースはこれまで、何度もイングランドメディアからバッシングを受けていた。

 会見場を去ろうとするオランダ人指揮官に対し、「(ルーニー批判は)あなたも、でしょう」という声が記者会見場内で飛んだ。このまま会見場を後にするかと思われたファン・ハール監督だったが、この言葉に反応し、退席寸前で足を止めた。そして顔面を紅潮させたオランダ人指揮官は、この挑発的な発言に乗った。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング