マジョルカ久保、登場1分の“危険タックル”に地元紙指摘 「あわやレッドカードのプレー」
途中出場した直後、バレンシアMFヴァスの足首を足裏で踏んでイエローカード
マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間19日のリーガ第20節バレンシア戦で後半35分から途中出場。9試合ぶりの先発落ちとなったなか、投入直後にタックルを仕掛けて警告を受けた場面をスペインメディアは「あわやレッドカードのプレー」と報じている。
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8試合連続スタメン出場中の久保だったが、ビセンテ・モレノ監督はバレンシア戦で右サイドにMFダニ・ロドリゲスを起用。チームはDFアントニオ・ライージョが先制点を挙げると、その後FWアンテ・ブディミルが2ゴールを決めて前半だけで3点のリードを奪う。
久保に出番が回ってきたのは、ダニ・ロドリゲスが弾丸シュートを決めた直後の後半35分だった。しかし、ピッチに立った直後、対峙したバレンシアのデンマーク代表MFダニエル・ヴァスがドリブルで切り返したところを、右足を出して阻止を試みたが、足裏が相手の足首付近を直撃。イエローカードが提示され、久保も苦笑いを浮かべるしかなかった。
スペイン地元紙「Diario de Mallorca」は、「タケ・クボ、ピッチへ入ってすぐにあわやレッドカードのプレー」と見出しを打って久保のパフォーマンスをレポートしている。
「リーガ8試合で先発出場したタケ・クボは昨日サブだった。4-0となったすぐ後に途中出場し、2分で終わってもおかしくなかった。危険なタックルでダニエル・ヴァスの足元を払い一発レッドカードが出てもおかしくなかったが、マリオ・メレーロ主審はイエローカードだけだと判断した」
後半37分に自身のサイドから崩されて失点を喫した一方、後半アディショナルタイムにはゴール前で右足シュート、さらには左サイドから決定的なクロスを上げるなど、短い時間のなかで意地を見せた。記事では、5点目に相当するプレーだったとも評価している。
「最近数試合でその活躍は小さくなっていき、クチョ・エルナンデスのフィジカル状態が良くなってきていることもあり、モレノは中盤を1人減らしてFWを増やした。とはいえ、その足から5点目が生まれてもおかしくなかった。素晴らしいアシストを送ったが、ブディミルがこれを生かせなかった」
U-21スペイン代表FWアレハンドロ・ポゾが今冬の移籍市場で加入するなど、久保が主戦場とするサイドはポジション争いが激化。この試練を乗り越えられるか、18歳のレフティーの進化が問われることになりそうだ。