日本代表MF橋本拳人がスパイクに求める“絶対条件” 「激しいプレー」の原動力とは?

FC東京の日本代表MF橋本拳人【写真:高橋学】
FC東京の日本代表MF橋本拳人【写真:高橋学】

気鋭のボランチ・橋本がスパイクに求めるグリップ力「踏ん張りを一番大事にしている」

 森保一監督率いる日本代表において、並み居る海外組とレギュラー争いを繰り広げているのがFC東京のMF橋本拳人だ。外国籍選手に負けないフィジカルを生かし、鋭いボール奪取とダイナミックな攻撃参加を武器とするが、その足もとを支えるのがアディダスの「X(エックス)」だ。「グリップ力はマスト」と“条件”を掲げる気鋭のボランチに、スパイクのこだわりや2020年最新モデルの「MUTATOR PACK」について訊いた。

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 4歳でサッカーを始め、兄の影響を受ける形でFC東京のスクールにも通っていた橋本。日韓ワールドカップが開催された2002年、日本にも各国のスーパースターが来日したが、一世を風靡した名手のプレーとともに“足もと”にも目を引かれたという。

「(元イングランド代表MFデイビッド・)ベッカムがすごくカッコよくて、憧れて『プレデター』を履きまくりました。小さい頃は見た目重視で派手なスパイクが好きでした(笑)」

 そう笑う橋本も、年齢を重ねるにつれてスパイクに機能性を求めるようになったという。ボランチというポジション柄、広範囲をカバーし、相手選手と球際で激しいデュエルを繰り広げなければならない。特に橋本の場合は、ボール奪取から一気に攻撃に転じるプレーも多く、出足の加速が重要になる。本人が考える「自分に合ったスパイク」とは――。

「僕は激しいプレーをするので、踏ん張りを一番大事にしています。このこだわりは、自分に合ったスパイクを、と意識するようになってから変わりません。踏ん張って足を一歩出すというプレーが多い分、グリップ力はマストですね」

 2020年1月に発売されたばかりの新モデル「MUTATOR PACK」の「X」は、青色を基調としたデザインに、極薄のアッパーでスピードフィットを実現させるなど機能性も細部までこだわり抜いた一足。橋本も“新たな相棒”に「カッコいいと思います」と笑みをこぼす。

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