「試合がおかしくなった」 元マンU主将キーン、VAR介入の“ゴール取り消し”に苦言
ユナイテッド戦でリバプールのゴールが取り消されたシーンに言及
マンチェスター・ユナイテッドの元キャプテンで現在は解説者の元アイルランド代表MFロイ・キーン氏が、現地時間19日のリバプール対マンチェスター・ユナイテッド戦でブラジル代表FWロベルト・フィルミーノのゴールが取り消された判定に「試合がおかしくなかった」と苦言を呈した。
試合は前半14分にコーナーキックからオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクのヘディングシュートが決まり、リバプールが先制に成功。後半アディショナルタイムにもブラジル代表GKアリソンのロングフィードで抜け出したエジプト代表FWモハメド・サラーが追加点を奪い、2-0で快勝した。
キーン氏はこの試合の中で、前半途中に大きな転機があったと指摘する。それが前半24分、コーナーキックからの二次攻撃で、セネガル代表FWサディオ・マネがクリアボールを拾い、パスをつないでフィルミーノが右足でゴールネットを揺らしたシーンだ。
ゴールが決まったかに思えた場面だが、得点の前にファン・ダイクがスペイン代表GKダビド・デ・ヘアと競り合ったプレーがGKに対するファウルだったとVARの助言を受け、主審はノーゴールと判定した。
キーン氏は解説を務めた英衛星放送「スカイ・スポーツ」で「あの場面が非常に大きなターニングポイントだった。私にはこのゴールがなぜ認められなかったのか理解できない」とコメント。ファン・ダイクのプレーはファウルではなかったとの見解を示したうえで、「(この判定で)試合がおかしくなった」と苦言を呈した。
主審はVARからの助言を受けたものの、オンフィールド・レビューを行うことはせず、ノーゴールと判定した。際どいプレーだったが、キーン氏はこの決定に疑問を感じているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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