日本と韓国、なぜ明暗分かれた? U-23選手権を海外分析…データで見る“3大ポイント”
チャンスと質と量で韓国が日本を凌駕 大きく異なった「バックパス」と「得失点期待値」
二つ目はバックパスだという。「パックパスの少ない韓国」と見出しを立て、「韓国の指揮官は意味のないバックパスと横パスを嫌っている。これはパスサッカーの日本と比較するとより目立つ」と言及。グループリーグで韓国が試みたバックパスは196回だったのに対して、日本は329回。横パスは659回の韓国に対して、日本が808回。「前方パスは日本が599回成功させたが、これは韓国も524回と大きな違いはなかった」と補足している。
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最後が得失点期待値だ。近年、1試合にどれだけの得点・失点が期待できるかという「得失点期待値」が注目を集めている。グループリーグ3試合で3得点5失点の日本に対して、韓国は5得点2失点という結果を残したが、得失点期待値と絡めて次のように見解を示した。
「韓国はグループリーグにおいて得点期待値が2.9点で、実際には5ゴール。一方の日本は得点期待値が1.8点と低く、実際にも2ゴールと少なかった。これはチャンスの質と量、その両方で韓国が日本を上回ったという意味だ。失点期待値も同じだ。韓国が1.7点で、日本が2.6点。実際には韓国が2失点、日本が5失点を喫している」
東京五輪への出場が決まっている日本はベストメンバーを組めないまま惨敗に終わり、森保監督の去就問題も浮上するなど大きく揺れた一方、韓国は五輪出場まであと一歩に迫る。グループリーグにおいて日韓のコントラストが鮮明に分かれる大会となったのは確かだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)