9戦ぶり先発落ちの久保、途中出場から絶妙クロスも味方のシュートミスで得点に絡めず
マジョルカは前半で3点を奪う好ダッシュ 久保は後半35分から途中出場も決定打を欠く
スペイン1部マジョルカは現地時間19日、本拠地でのリーガ第20節で7位バレンシアと対戦。日本代表MF久保建英は9試合ぶりにベンチスタートになったなか、チームは前半だけで3点のリードを奪い、4-1とリーグ戦7試合ぶりの勝利を飾った。
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ビセンテ・モレーノ監督は8試合連続でスタメン出場していた久保をベンチに置き、代わりにMFダニ・ロドリゲスを右サイドハーフに起用した。マジョルカは前半7分、そのダニ・ロドリゲスが削られて右サイドでFKを獲得。これをMFサルバ・セビージャがピンポイントでクロスを上げると、フリーとなったDFアントニオ・ライージョがヘディングで合わせて幸先良く先制に成功した。
さらに前半22分、マジョルカはダニ・ロドリゲスのシュート性のボールがFWアンテ・ブディミルの足に当たって追加点。同41分には素早いパスワークからブディミルが豪快な左足シュートを突き刺し、前半だけで3点のリードを奪って折り返した。
対するバレンシアは後半6分、スペイン代表MFダニエル・パレホがブディミルを後ろから倒して2枚目のイエローカードとなり退場処分。数的劣勢となったなか、同16分に韓国代表MFイ・ガンインを投入して打開を図った。
ホームのマジョルカはその3分後、今冬の移籍市場で獲得したU-21スペイン代表FWアレハンドロ・ポゾを右サイドハーフに投入。後半24分にはMFアレイシ・フェバスを2枚目の交代カードとして切った。
久保は後半30分、一度はユニフォーム姿になってピッチサイドに立って交代の準備をしたが、直後にコーチ陣から呼び戻され、再びウォーミングアップに向かった。ダニ・ロドリゲスの弾丸シュートで4点目が決まった直後の後半35分、ようやく久保が途中出場。左サイドハーフに入ったなか、投入1分足らずで足裏で相手の足を蹴ってしまい、イエローカードを受けて苦笑い。直後には、自身のサイドから失点を喫してしまった。後半アディショナルタイムには、右サイドからのクロスを受けてシュートを放ったが、相手GKがセーブ。終了間際に供給した左サイドからのグラウンダーのクロスもブディミルが仕留められずに終わった。
試合はマジョルカが4-1でそのまま逃げ切ったが、久保にとっては向かい風の強いゲームとなってしまった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)