「史上最も明白なレッド」 英DF、決定的ピンチで“世紀のセーブ”が話題「クレイジー」
ボーンマスDFクックが相手の決定的な一撃を横っ飛びセーブ…PK献上&一発退場
プレミアリーグで降格圏に低迷するボーンマスは現地時間18日、アウェーで第23節ノリッジ戦に臨み0-1で敗れた。この試合の決勝点となったのは、前半33分に生まれたFWテーム・プッキによるPK弾だったが、これにつながったボーンマスDFスティーブ・クックの“世紀のセーブ”による一発退場シーンが話題を呼んでいる。
降格圏からの浮上を狙うボーンマスは、最下位に沈むノリッジとアウェーで対戦。前半33分に許した1点を返せずリーグ戦4連敗となり、19位に低迷している。
この一戦で話題を呼んでいるのが、決勝点となるPKを与えたシーンだ。同31分、ノリッジが最終ライン裏へスルーパスを通すと、プッキが抜け出しシュート体勢に。これは間一髪で前に飛び出したボーンマスGKアーロン・ラムズデールが弾いたが、こぼれ球に素早く走り込んだノリッジMFオンドレイ・ドゥダにシュートを放たれ、ボールは枠内に飛んだ。
これに反応したのはGKラムズデールが最初に弾いたシーンで交錯し、ペナルティーエリア内に倒れていたDFクックだった。ドゥダのシュートが頭上を越える瞬間、素早く立ち上がると、まるでGKのように左へ横っ飛びしながら伸ばした右手でセーブ。ボールはわずかにコースを変えてゴールポストを直撃し、枠外に逸れた。このプレーの直後、主審はクックにレッドカードを提示。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による確認もされたが、判定は覆らなかった。
このシーンは海外メディアでも大きな話題を呼んでおり、英公共放送「BBC」は公式ツイッターで「テーム・プッキのクレイジーなレッドカード」「シーズン最高のセーブ?」と速報。米スポーツ専門局「ESPN」の英国版ツイッターが「ボーンマスDFスティーブ・クックによる世紀のセーブ!」と伝えれば、英メディア「スポーツ・バイブル」も「フットボール史上最も明白なレッドカード」と報じるなど、反響が広がっている。