13戦不発のドルトムントFW、今冬の退団説が過熱 スペイン数クラブが獲得興味か
スペイン代表FWパコ・アルカセル 開幕4戦連発後に沈黙、ホランド加入で序列下がる
飛ぶ鳥を落とす勢いだったストライカーの視界に暗雲が立ち込めているようだ。ドルトムントのスペイン代表FWパコ・アルカセルが遠征メンバーから外れ、今冬の退団説が過熱しているとスペイン紙「マルカ」が報じた。
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アルカセルは2018年夏の移籍市場でバルセロナからドルトムントへ移籍。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやウルグアイ代表FWルイス・スアレスらの陰に隠れていたストライカーはドイツで覚醒し、1年目にリーグ戦18得点を決めて、得点ランキング2位となった。
今季も開幕から4試合で5得点と再びのゴールラッシュが期待されたが、第5節以降は13試合ノーゴールとパタリと鳴りを潜めている。負傷も重なり、ウインターブレーク前の直近5試合では出場わずか10分のみだった。
ブンデスリーガは後半戦がスタートし、ドルトムントも18日に後半戦初戦のアウクスブルク戦を迎えるなかで、アルカセルは遠征メンバーから外れた。「マルカ」紙は「パコ・アルカセルのボルシア・ドルトムントでの将来はいよいよ不確かなものとなっている」とし、序列を下げた26歳に退団の可能性があることを指摘している。
ドルトムントで通算47試合に出場、26得点4アシストと数字上では際立った活躍を見せているアルカセルだが、前述したように昨季までの勢いはすでに失われている。ザルツブルクからノルウェー代表FWエルリング・ブラウト・ホランドが加入したことも向かい風となりそうだ。
アルカセルにはアトレチコ・マドリードが興味を示しているようだが、移籍となれば古巣バレンシアへの復帰が有力と見られている。ビジャレアルも候補に挙がっており、リーガ復帰が現実味を帯びているようだ。
バルセロナで失った自信をドルトムントで取り戻し、スペイン代表復帰も果たしたアルカセル。失意のままドイツを去ることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)