リオ五輪出場権獲得に好発進 アジア最終予選初戦で難敵・北朝鮮戦で植田弾で1-0勝利!

難敵相手に値千金の勝利

 後半、日本の最初のチャンスは10分に訪れた。MF中島翔哉(FC東京)のパスから左サイドを抜け出した山中がグラウンダーのクロスを送ると、久保が左足で合わせた。だが。シュートは左ポストを叩いた。

 追加点が欲しい日本だが、迷いなくミドルシュートを放つなど積極的に攻める北朝鮮にペースを握られてしまう。同17分には南野に代えてMF矢島慎也(岡山)を投入したが、簡単に流れを引き戻すことはできない。

 同32分には大島に代えて原川力(川崎)がピッチに立った。その2分後には山中の左FKから岩波拓也(神戸)がヘディングでネットを揺らしたシーンはオフサイドの判定でノーゴールだった。再三チャンスを演出している山中はその後も直接FKを直接狙う場面もあったが、シュートは枠を捉えられなかった。後半44分には久保に代え、豊川雄太(岡山)を投入。

 辛抱強く守った日本は前半に植田が挙げた1点を守りきり、試合終了のホイッスルを迎えた。

 この世代の日本は北朝鮮に対し、2010年U-16アジア選手権準決勝、14年U-19アジア選手権準々決勝で対戦し、いずれも敗れ、世界の舞台に立てなかった。これまで目の前に立ちはだかってきた宿敵に雪辱を晴らす勝利となった。リオ五輪出場に向けて幸先の良いスタートを切った。

 

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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