インテル、ヤングとエリクセンの獲得で合意 数日中に成立の可能性もあり
エリクセンは約24億円、ヤングはオプション付きの半年契約に
セリエAの強豪インテルは、選手層に不安があると嘆いてきたアントニオ・コンテ監督のリクエストに応え、イングランドから2選手を獲得することがほぼ決まったという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などが報じている。
先に決定しそうなのが、マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFアシュリー・ヤングだ。英紙「ガーディアン」によれば、移籍金130万ポンド(約1億9000万円)でクラブ間合意に達したという。また、ガゼッタ・デロ・スポルト紙はヤングとインテルの契約は延長オプション付きの半年契約で、来季に延長された場合は年俸350万ユーロ(約4億2000万円)になると報じている。
また、トットナムのデンマーク代表MFクリスチャン・エリクセンの獲得にも目途が立ったという。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」によれば、年俸800万ユーロ(約9億6000万円)に出来高ボーナス200万ユーロ(約2億4000万円)で合意。エリクセンもインテル行きで納得していることから、横やりを入れられる状況ではないようだ。
そして、インテルとトットナムの間ではクラブ間交渉が残る。今季限りで契約が満了するエリクセンだけに、インテルも強気の交渉を仕掛けているという。トットナムの要求額は2000万ユーロ(約24億円)とされるが、インテルのオファーは1500万ユーロ(約18億円)。しかし、数日中には合意するだろうという楽観論がイタリア側にはあるようだ。
コンテ監督の戦術に馴染む時間も必要にはなるものの、ユベントスと現実的なリーグ優勝争いをするなかでインテルの効果的な補強は大きな影響を与える。ユベントスが9連覇を狙うなかで、“打倒・王者”に全力を傾ける補強が完了しそうな気配だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)