日本で復活した”ミシャ”との師弟関係 浦和の新外国人DFが明かした絆

同胞ズラタンからJ情報を入手済み

「本当に優れていて、ルイス・エンリケやペップ・グアルディオラのような監督だと思っています」

 スペイン、リーガ・エスパニョーラのベティスでもプレーしたイリッチは、世界的な名将である2人の名前を例に挙げた。

 日本で初めてのプレーになるが、チームにはスロベニア代表として共にプレーしてきたFWズラタンが所属し、Jリーグという意味では大宮に移籍したFWネイツ・ペチュニクも同国の代表選手だ。すでに、Jリーグの情報を聞いていることから不安はないという。

「レッズのように攻撃的なサッカーは、見る側からも魅力的だと思いますし、それがサポーターも楽しめるものだと思います。常にトップを争うチームだからこそ、攻撃サッカーが当てはまる。下がって守備をするのではなく、攻撃をするのがDFとしても楽ですし、早い時間にゴールを奪えるのも楽なことです。僕は、そのスタンスで良いと思います」

 長身に加え、クラブの山道守彦強化本部長も「ボールを運べるし、大きく蹴ることもできる。間違いなくチームにフィットする」と攻撃センスにも期待を懸けている。悲願のタイトル奪還を狙う浦和にとって、スロベニア発の心強い師弟関係が大きなパワーを生み出していく。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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