「監督としてもアプローチが必要」 森保監督、“惨敗”のU-23アジア選手権を総括
カタール戦の後半に見えた“気持ち” 「常にあのテンションで戦えるように」
「やはり、昨日の試合、後半については難しい状況になって、より一人ひとりが強い気持ちを持って試合に臨まなければいけない、というような状況にはなっていた。あの試合(シリア戦)に関して言えば、結果的に負けていますが、シュート21本はなかなか打てないと思うし、2試合とも二桁以上のシュートを打っていますし、決定機に関して言えば、昨日の前半も3、4回はあった。そこを決めるか決めないか、という部分と勝つ確率を高めるという部分では、1試合目、2試合目と昨日の前半もチャンスを作れていたかなと思っています」
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追い込まれた時に、選手は闘う姿勢を貫いた。1人少ないなかで4バックに変更し、シンプルに攻めていったことで後半27分には小川が低弾道のミドルシュート。相手GKの脇の下をすり抜けて先制点を挙げた。その後PKで追いつかれてしまうが、今大会で一番「気持ち」が見えた45分間だった。
「昨日の後半に関しては、一人ひとりがより闘わなければいけないという部分、個々のパワーを上げるという部分と、チームとして連係、連動がより必要になってくる部分での違いがあったかなと思っているので、それを11人でというか、常にあのテンションで戦えるようにというところは、監督としてもアプローチが必要」
今大会は国際Aマッチウィークでなく、欧州はシーズン中であることから、海外組はMF食野亮太郎(ハーツ)のみの招集に終わった。なかなかベストメンバーが組めない状況で、森保監督は国際Aマッチウィークに予定されている3月の国際親善試合U-23南アフリカ戦(27日/京都)とU-23コートジボワール戦(30日/博多)の2試合を、A代表ではなく五輪代表を優先するベストメンバーで臨む方針を明かしている。指揮官にとっても3月の2連戦は、五輪本番に向けた“正念場”となりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)