“銀河系軍団”移籍を固辞した元伊代表10番が告白 レアル選手も驚愕「お前はクレイジー」
レアル移籍を断りローマ一筋で引退 残留の理由は「クラブへの愛」
イタリア代表のレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏は、25歳だった頃にレアル・マドリードから受けたオファーを断り、当時の“ギャラクティコス(銀河系軍団)”と称されていたレアルの面々から「クレイジー」と呼ばれることを明かした。スペイン紙「AS」が報じている。
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スポーツ・チャンネル「DAZN」のインタビューのなかで、元ローマのキャプテンは、2001年にレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長から、獲得オファーを受けたという。しかし、子供の頃から愛着を持っていたクラブを離れることはできなかったそうだ。
2017年5月に現役を引退したトッティは、「僕の引退は多少、予期していないものだった。でも、正しい決断だったね。今は受け入れることができたけど、それには2年ほどかかったよ。なぜなら、僕自身の決断ではなかったからね」と、自身の引退について振り返った。
現役時代、「ローマの王子」と呼ばれてイタリア代表の10番も背負ったトッティは、自身が下した決断については、一つも後悔がないと続ける。
「どんなケースでも、僕は自分で下した決断を後悔しないんだ。25歳の時に『ギャラクティコス』と呼ばれていたレアル・マドリードからオファーを受けた時のことも含めて。正しかったか、確信が持てない時期もあったけどね」と、話している。
当時のレアルの面々は、クラブがオファーを送っていたことを知っており、今でもトッティの顔を見ると「クレイジー」と言ってくるそうだ。
「今でも、レアルの元選手たちと顔を合わせると『お前はクレイジーだった。世界最高のクラブからのオファーを断ったんだからな』と言われるよ。でも、僕は自分の愛に従って決断したから後悔はない。ローマに残ったのは、二重の意味で勝利だったと思う。25年間、僕が応援したクラブのユニフォームを着続けることができたんだから」
ローマで通算786試合に出場し、309ゴールを重ねたトッティ。クラブに残留した2001年にはセリエA優勝も果たし、それ以外にも4つのトロフィーをローマにもたらした。彼がレアルに加わることがあれば、その歴史も変わっていたに違いない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)