エース小川航基、未勝利敗退の日本の“実力”に危機感 「1人少ないのは関係ない」
小川が先制点を奪うもカタール相手に1-1のドロー 大会未勝利で終焉
U-23日本代表は現地時間15日、タイで開催されているU-23アジア選手権のグループリーグ第3戦でカタールと対戦し、1-1と引き分けた。1勝もできずに大会を去ることになったが、先制点を決めたFW小川航基(ジュビロ磐田)は試合後、「正直こんなに力がなかったのかと思ってしまう」と心境を吐露している。
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すでに2連敗で大会史上初のグループリーグ敗退が決定している日本は、この日も3-4-2-1システムを採用し、最前線に小川を配置した。前半アディショナルタイムにMF田中碧(川崎フロンターレ)が一発退場となり数的不利な状況に陥ったが、後半27分にペナルティーエリア手前でパスを受けた小川が振り向きざまに右足を振り抜き、相手DFの股を通すミドルシュートでネットを揺らした。
先制点を奪った日本だが、後半31分にMF齊藤未月(湘南ベルマーレ)がPKを献上。これを決められ、1-1で試合終了を迎えた。3試合で1勝も挙げられずにタイを去ることになり、小川は試合後のフラッシュインタビューで「1人少ないのは関係ない。今は悔しい気持ちでいっぱい」と心境を吐露した。
「ああやって引いてくる相手にはミドルなど大胆なシュートが大事になると思っていた。あれは良いシーンだったと思う。(結果は)このままではいけないと思うし、正直こんなに力がなかったのかと思ってしまう。相手の勝負に対する気持ち、球際、そういうものをもっと日本は学ばなければいけないと思った」
エースとしてチームを救うことができなかった小川は、日本の抱える課題を口にし、危機感を募らせていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)