イブラ加入で“玉突き移籍”!? ミランFWを巡りプレミア&ブンデスのクラブが争奪戦か
昨季活躍したピオンテク、イブラ加入で立場が微妙に…プレミア3クラブが獲得に本腰か
イタリア・セリエAのACミランは今冬の移籍市場で元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチと契約した。すでに復帰後初ゴールを決めるなど結果を残したことで、宙に浮いたポーランド代表FWクシシュトフ・ピオンテクを巡り4クラブの争奪戦が勃発しているという。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
ピオンテクは昨季の前半戦にジェノアでブレイクし、1年前にミランへ加入。後半戦でもゴールを重ねた。しかし、今季開幕後は研究された面やミラン自体の攻撃の構成力不足もあり、ゴールが止まった。そうしたなかでミランは米MLS(メジャーリーグサッカー)のLAギャラクシーから契約満了となったイブラヒモビッチの獲得に動いた。
すでにイブラヒモビッチは、経験を若手に伝えるという意味合いでもクラブから全幅の信頼を置かれている。立場のなくなったピオンテクだったが、セリエAで昨季に見せたゴールラッシュはプレミアリーグ勢の心を動かしているようだ。
イングランド代表FWハリー・ケインの長期離脱が決まったトットナムが獲得に乗り出しているとされてきたなかで、同じプレミアリーグからはアストン・ビラとウェストハムの両クラブもピオンテク獲得に動き始めたという。アストン・ビラは18位、ウェストハムは16位と、18位以下の3チームが降格するリーグにあって後半戦のテーマが残留にある両クラブは、得点力の改善としてピオンテクをターゲットにしているという。
一方で、ポーランドの隣国ドイツからはレバークーゼンが獲得に乗り出したという。レバークーゼンは現在6位で、来季のUEFAチャンピオンズリーグやUEFAヨーロッパリーグの出場権を得られる順位でフィニッシュすることが現実的な目標にある。
ピオンテクはイタリアカップでの起用が見込まれるものの、カップ戦要員という立場に転落したことも意味している。プレミアリーグかブンデスリーガか、それともミランに残るのか。昨季イタリアで旋風を巻き起こしたストライカーは、早くもキャリアの岐路に立たされている模様だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)