豪代表GK、母国の森林火災に“1セーブ4万円”の寄付実施 支援拡大を呼びかける
ブライトンGKライアン、プレミア第22節の全56セーブを受けて総額212万円を寄付
オーストラリアのビクトリア州では昨年から森林火災が続き、大きな被害をもたらしている。世界中からさまざまな形での支援が始まっているなか、サッカー界でもユニークな形のサポートが生まれた。英公共放送「BBC」が報じている。
日に日に被害が拡大しているオーストラリアの森林火災に対して、新たな形での支援を申し出たのは、同国代表GKのマシュー・ライアンだ。シドニー郊外の出身で、欧州ではクラブ・ブルージュ、バレンシア、ヘンクを経て現在のブライトンへ。今季のプレミアリーグでは開幕から22試合に先発フル出場している。
「BBC」によると、ライアンが行ったのはプレミアリーグの試合で生まれたセーブ1本につき、500豪ドル(約4万円)を動物救助のために寄付するというもの。これはライアンのセーブだけでなく、全試合でGKが記録したセーブが対象となる。
リーグ第22節で生まれたセーブの数は「56」にのぼり、そのうちエバートン戦(0-1)のライアンが記録したのは「5」。総額にして約2800豪ドル、約212万円の寄付となっている。ライアンは試合後に公式ツイッターで周囲のサポートに感謝すると同時に、さらなる寄付と支援を呼びかけた。
サッカー選手の立場から、周囲を巻き込みながら支援の拡大につなげようと尽力するライアン。この活動をきっかけに事象への理解が進み、少しでも多くの支援が集まることを願いたい。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1