森保J、唯一の継続招集GKが語る「難しい」こととは? 「世界では戦っていけない」

U-23代表GK谷晃生【写真:Football ZONE web】
U-23代表GK谷晃生【写真:Football ZONE web】

屈辱的な敗戦のシリア戦から一夜明け…唯一の継続招集となるGK谷が思いを明かす

 タイで開催中のU-23アジア選手権に参加している森保一監督率いるU-23日本代表は、グループリーグ敗退が決定したシリア戦(1-2)から一夜明けた13日、バンコク市内で練習を行った。前日の先発選手と疲労を考慮されたGK小島亨介(アルビレックス新潟)は宿舎で調整。控え組だったフィールド選手10人とGK谷晃生(湘南ベルマーレ)がピッチで約1時間半汗を流した。昨年10月のブラジル遠征から今大会までの同世代の代表活動で唯一連続招集されている谷はチームの変化を感じながら、第3戦のカタール戦(15日)での勝利を誓った。

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 ショッキングな敗戦から一夜明けた練習では、必死に切り替えようとしている選手の姿があった。FW小川航基(ジュビロ磐田)ら長年同世代を支えてきた選手たちが中心となり、シュート練習など声を出して盛り上げた。すでにグループリーグでの敗退は決定。第1戦のサウジアラビア戦(1-2)から2連敗で史上初めて決勝トーナメントに進出できなかった。屈辱的な敗退の事実は変わらない。だが、この日選手は自主的にミーティングを開くなどカタール戦へ照準を合わせた。

 昨年10月のブラジル遠征ではレアル・マドリードの“神童”FWロドリゴ・ゴエスを擁するU-22同国代表に3-2で勝利。だが、翌月の国際Aマッチウィークに開催された国際親善試合コロンビア戦ではMF堂安律(PSV)やMF久保建英が出場しながらも1-2で敗れた。この敗戦で危機感を覚えるなか、同12月に行われた国際親善試合ジャマイカ戦では9-0での大勝。良い流れで臨めた今大会だったが、痛恨の2連敗を喫してしまった。

 毎回大きくメンバーが入れ替わる東京五輪世代の代表活動だが、この4度の合宿で唯一全て参加しているのが谷。試合への出場はないものの、浮き沈みするチームの変化を見てきた。そのなかで、「上積み」の難しさは特に感じているようだ。

「メンバーの入れ替わりが代表チームである限りついてくるなかで、毎回毎回変わるたびに『ここまでいった』というものをそこから続けているかというところが、難しい。それでもやれなきゃいけない。そのためにコミュニケーションを取ったり、必要なことはたくさんある。それで(必要なことができず)今回はこういう結果になったのかな」

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