柏の“1試合8ゴール男”、2年前の“歴史的ハットトリック”にリーガ公式が再注目
FWオルンガ、18年1月のジローナ戦でリーガのケニア人選手初となるハットトリック
世界最高峰のスペイン1部リーグでは、これまで数々の各国の選手たちがプレーしてきた。そのなかで、リーガ・エスパニョーラでハットトリックを達成している“Jリーガー”の1人が2019年シーズンに柏レイソルでプレーしたケニア代表FWマイケル・オルンガだ。リーガ公式ツイッター英語版は、2年前の歴史的な瞬間を映像で振り返っている。
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ケニア出身のオルンガは、母国でキャリアをスタート。2016年にスウェーデン1部のユールゴーデン、2017年に中国1部の貴州智誠を経て、同年9月にリーガ・エスパニョーラのジローナへの期限付き移籍が決まった。約半年間の在籍だったなか、最も輝いた瞬間が初ゴールを含む3得点1アシストの大活躍を見せた2018年1月13日のリーガ第19節ラス・パルマス戦(6-1)だった。
1-0で前半を折り返したジローナは、後半頭からウルグアイ代表FWクリスティアン・ストゥアーニに代えてオルンガを投入。これが見事に的中した。同12分、左サイドからのクロスをダイレクトボレーで合わせて、豪快にリーガ初ゴールをマーク。さらに1点を追加して迎えた後半25分には、ペナルティーエリア外に飛び出した相手GKのトラップミスを奪い、そのまま流し込んでこの日2点目。最後はその9分後、味方のヘディングシュートがこぼれたところをダイレクトで押し込み、ハットトリックを達成した。
リーガ公式ツイッター英語版は、「2018年の今日、オダガ・オルンガはラ・リーガ・サンタンデールでハットトリックを達成した初のケニア人選手となった」と回想している。
オルンガはその後、2018年8月に貴州智誠から柏へ完全移籍。所属2年目の2019年シーズンのJ2リーグ最終節・京都サンガF.C.戦(13-1)では1人で8ゴールを決め、Jリーグの1試合最多得点記録を更新して海外にもその名を轟かせた。シーズン終了後には、母国ケニア紙に対して複数のオファーがあったことを明かしていたが、年齢はまだ25歳。今後どのような成長曲線を描いていくのか、大きな注目が集まる。