U-23日本代表、“屈辱の敗退”にAFC公式も反応 「最も厳しい形で罰を受けた」
サウジアラビア戦に続いて試合終盤に決勝点を許し、大会史上初のグループリーグ敗退
森保一監督率いるU-23日本代表は、現地時間12日に行われたU-23アジア選手権グループリーグ第2戦でシリアに1-2の敗戦を喫し、2連敗で決勝トーナメント進出の目がなくなった。東京五輪本番を半年後に控えるなかでの衝撃的な敗戦に、AFC(アジアサッカー連盟)公式サイトは「でき得る限り最も厳しい形で罰を受けた」と試合を評している。
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試合は開始早々の7分にペナルティーエリア内でDF町田浩樹(鹿島アントラーズ)が足を大きく上げてヘディングシュートに来た相手と接触したとして、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の末にPKを献上。GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)のセーブも及ばず先制点を許した。
その後は左サイドで奮闘したMF相馬勇紀(名古屋グランパス)の同点ゴールで1-1としたものの、後半に入ってからペナルティーエリア内の仕掛けがなく、試合終盤のシリアのカウンターに沈み、勝利どころか再び勝ち点を落とす悪夢。東京五輪18人への生き残りへ、決勝まで最大6試合を想定したはずが、わずか3試合でタイの地を去ることが決まった。
この戦いぶりにAFC公式サイトも、初戦のサウジアラビア戦に続いて再び試合終盤に決勝点を許した展開を伝えている。
「日本は後半の早い段階でテンポを上げようとしていたものの、上田綺世(鹿島アントラーズ)は橋岡大樹の滑り込んでくるような軌道のクロスを逃し、貴重な後半の決定機を逃した。そして、森保のチームはでき得る限りの最も厳しい形で罰を受けた。(シリアのFW)ダリは大迫を見極めて冷静なシュートを決め、日本の絶望感は大きく広がった」
開催国枠で本戦出場が決まっているとはいえ、今大会グループリーグ敗退の屈辱。果敢さの欠く戦いぶりにAFCも厳しい見立てだった。