リバプール守護神、完璧な“40m飛び出しヘッド”に称賛 「気が狂ったように映るが…」
アリソンが6試合連続のクリーンシート達成「なぜ世界最高GKなのかを証明」
リバプールは現地時間11日、プレミアリーグ第22節トットナム戦で1-0と勝利を収めた。公式戦6試合連続のクリーンシートを達成するなどリーグ首位を独走しているが、ブラジル代表GKアリソンが見せたワンプレーに対し、「なぜ世界最高GKなのかを証明した」と称賛が送られている。
開幕から無敗を維持しているリバプールは、前半37分にブラジル代表FWロベルト・フィルミーノがこの日唯一となるゴールを決め、敵地から勝ち点3を持ち帰った。同節にレスターがサウサンプトンに敗れ、アストン・ビラに勝利したマンチェスター・シティが2位に浮上したが、首位リバプールと2位の差は依然として勝ち点14差と開いている。
そんななか、リバプールの守護神アリソンが見せたワンプレーに注目が集まっている。リバプールが敵陣のペナルティーエリアに攻め込むも、相手DFに大きくクリアされてしまう。すると、前掛かりとなった守備陣の裏を相手FWルーカス・モウラに突かれる形で一転してピンチの局面を迎える。しかし、約40メートルもの距離を飛び出したアリソンがヘディングでクリアし、難を逃れた。
英メディア「GIVE ME SPORT」は「アリソンはなぜ自分が世界最高GKなのかを証明した」と見出しを打ち、「他のGKだった場合は一瞬気が狂ったように映るだろうが、アリソンは完璧に実行した」と言及。また、英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「アリソンが完璧なヘッドを見せる落ち着きで計り知れないクオリティーを見せつけた」と取り上げ、「フィールドプレーヤーでも十分に通用しそうだ」と称賛している。
アリソンは今季開幕戦のノーリッジ戦(4-1)でふくらはぎを負傷。長期離脱を強いられ、大きく出遅れることになった。復帰後も失点を重ね、思うようなパフォーマンスを発揮できていなかったが、現在は6試合連続で完封しており、ようやく昨季年間最優秀GKとしての本領を発揮し始めている。