「ゾッとする」 オーバメヤン、“足首破壊タックル”の瞬間に英騒然「悪意に満ちている」
アーセナル新主将が危険なタックルで退場処分「ヒーローから奈落へと落ちた」
アーセナルは現地時間11日、プレミアリーグ第22節でクリスタル・パレスと対戦し、1-1と引き分けた。エースのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンはこの日先制点を奪ったものの、後半途中に危険なタックルを敢行し、退場処分となった。英メディアは「ゾッとするチャレンジ」「“足首破壊”で退場」とこぞって取り上げている。
今季途中でウナイ・エメリ監督を解任し、ミケル・アルテタ監督を招聘して再起を誓うアーセナル。前節ではマンチェスター・ユナイテッド戦に2-0で勝利し、クリスタル・パレス戦では新体制での初連勝を見据えていた。前半12分にアーセナルのスタイル復活を彷彿させるような華麗なパスワークから幸先良くオーバメヤンが先制点を奪うも、後半9分に同点弾を許す。
そして1-1で迎えた後半22分、アーセナルにとっては頭を抱えるような退場劇が起きた。左サイドのハーフウエーライン付近での相手MFマックス・マイヤーのドリブルをオーバメヤンが強烈なスライディングタックルで妨害。主審はイエローカードを提示したが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認が施された結果、足裏のタックルによる危険なプレーと判断され、レッドカードに変更された。マイヤーもこのタックルにより足首を負傷し、途中交代を余儀なくされている。
英紙「デイリー・メール」は「オーバメヤンがゾッとするチャレンジでの退場劇で涙を飲んだ」と見出しを打ち、「無謀すぎるチャレンジ」と糾弾。英メディア「スポーツ・バイブル」は「オーバメヤンが“足首破壊”で退場」と大々的に取り上げ、「ガボンのストライカーは退場により、ヒーローから奈落へと落ちた」と指摘している。
英メディア「GIVE ME SPORT」も「VARが正しい方法で使われた。あれは本当に悪意に満ちたタックルであり、退場は正当なものだ」と痛烈な言葉を送っている。オーバメヤンは今季途中からキャプテンマークを託され、不振に沈むチームを引っ張るリーダーとしての役割を期待されていたが、あまりに危険なタックルによる退場は、印象が極めて悪い場面となったのは間違いないだろう。