リバプールが偉業達成! 開幕21戦無敗、勝ち点「61」は欧州5大リーグ史上初
南野のデビューお預けも…トッテナムに1-0勝利 20勝1分、2位に勝ち点16差をつけ首位独走
プレミアリーグ首位を独走するリバプールは現地時間11日、第22節トットナム戦に臨み1-0で勝利した。日本代表MF南野拓実のリーグ戦デビューこそお預けになったものの、昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝と同カードの一戦で勝利。この勝利がヨーロッパ5大リーグにおいて初となる歴史的記録を作ったと、英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
この日もアウェーながら押し気味に試合を進めるリバプールは、前半37分にスコアを動かす。MFジョーダン・ヘンダーソン、FWモハメド・サラーとつないだボールを、最後はFWロベルト・フィルミーノが左足シュート。中盤と前線が噛み合った一撃で先制に成功した。
後半も何度かチャンスを作ったものの追加点は奪えず、ラスト10分でトットナムにビッグチャンスを許したものの、リバプールは最少得点差で逃げ切った。トットナムのジョゼ・モウリーニョ監督が「後半にプレッシャーを強めた分、ゴールを決めるチャンスがあった」と振り返るように、内容的には僅差だったことは事実だが、勝ちきれるのが今のリバプールの凄みだろう。
実際、その強さは数字にも表れている。「スカイ・スポーツ」によると、リバプールは今季21試合で20勝1分。トータルで稼いだ勝ち点は「61」にも及んでいるが、これはプレミアだけでなくヨーロッパ5大リーグで見渡しても史上初となる歴史的記録だという。いわゆる「2強」とされたリーガ・エスパニョーラのバルセロナやレアル・マドリード、絶対王者であるセリエAのユベントス、ブンデスリーガのバイエルンでも成し遂げていない偉業だ。
ユルゲン・クロップ監督は「良い部分が多く見えたね。もっと多くのゴールを決められたかもしれないけど」と試合を振り返っている。この日、2位レスターが敗戦したため勝ち点差は「16」に。30年ぶりのリーグ優勝に向けて、まさに順風満帆といった感がある。