5−0圧勝の原動力は反骨精神

　部員280名を数える大所帯だけあって、スタンドからはベンチ入りを果たせなかった選手が大声援を送った。それを誰よりも理解するキャプテンは、「辛い時も、攻められている時間帯も、苦しい時はいつも応援団の方を見るようにしていました。応援は自分たちの大きな力になっています」と感謝の言葉を述べた。

　高校二冠に17年ぶりの選手権制覇。史上最弱から日本最強へと変貌を遂げた東福岡の中心には、キャプテンマークを巻いた中村が君臨していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images