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東福岡が圧巻5得点で17年ぶりの選手権制覇! 高校史上6度目の二冠達成
満員のスタジアムで攻撃サッカーが炸裂
高校二冠の栄光が“赤い彗星”のイレブンの頭上に輝いた。第94回全国高校サッカー選手権は、11日に決勝戦が行われた。ともに1回戦から5試合を勝ち上がってきた東福岡高校(福岡)と國學院久我山高校(東京A)の一戦は、満員の埼玉スタジアムにふさわしい熱戦を展開。前半に先制した東福岡は、後半に怒涛のゴールラッシュで4点を追加。5-0の完勝で、17年ぶりの選手権制覇と夏のインターハイとの高校二冠を決めた。
試合前の校歌斉唱で士気を高めた両イレブンだが、前半の特に立ち上がりは緊張感からか硬さが目立った。次第に、両者ともボールをつなぐ良さを見せ始めたが、今度は守備の堅さに苦しむ展開になる。東福岡の方が敵陣に侵入していく回数は多かったが、決定機を生み出すには至らない。一進一退のゲームが続いた。
その均衡が破れたのが前半36分だった。東福岡は左サイドからリズム良くパスをつないで攻撃を展開すると、中央でボールを受けたMF藤川虎太朗が右サイドに展開。フリーになっていたMF三宅海斗が左足のシュートを突き刺し、貴重な先制ゴールをマークした。
國學院久我山の清水恭孝監督は、同42分に早くも選手交代を決断。MF小林和樹に代えて準決勝で決勝ゴールを決めたDF戸田佳佑を投入。反撃へのメッセージをピッチ上に送り込んだ。試合はそのまま東福岡の1-0リードで前半を終了。ハーフタイムに入った。
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