「10年間で最高?」 韓国代表FWの衝撃“7人抜き弾”、プレミア月間ベストゴール受賞
ソン・フンミンがバーンリー戦で約70メートルを独走した一撃に栄誉
イングランドのプレミアリーグは10日、12月の月間ベストゴールを発表し、トットナムの韓国代表FWソン・フンミンが第16節バーンリー戦(5-0)で相手7人を置き去りにして決めたドリブル弾を選出した。公式インスタグラムで動画とともに受賞を称えると、ファンから「ワールドクラス」「10年間で最高のゴール?」など称賛の声が上がり、その衝撃度に再びスポットライトが当たっている。
ソン・フンミンが世界を驚かせる一撃を決めたのは、現地時間12月7日にホームで行われたプレミアリーグ第16節バーンリー戦だった。2-0で迎えた前半32分、自陣左サイドのペナルティーエリア手前でクリアボールを拾うと、周囲の状況を見ながらドリブルを開始。後方から相手2人が距離を詰めてくるなか、韓国代表エースは徐々にスピードアップしていく。ハーフウェーラインに差しかかった段階で、前方にバーンリーの選手が2人構え、後方から3選手が迫るなか、ソン・フンミンは右斜め前方に大きく蹴り出してこの包囲網を突破。快足を飛ばして敵陣に侵入すると、バーンリーDFエリック・ピーテルスのタックルも華麗にかわして相手最終ラインを攻略し、最後はGKとの1対1を冷静に制すとスタジアムは特大の歓喜に包まれた。
相手7人を翻弄し約70メートルを疾走した一撃は反響を呼び、スペイン紙「20minutos」が「メッシやマラドーナ、ウェアを連想させるソンの壮大なゴール」と報じれば、トットナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督も元ブラジル代表FWロナウドが決めたゴールを思い出すと発言し、「“ソナウド”だ」と称えていた。
そして今回、プレミアリーグは12月度の月間ベストゴールにこの一撃を選出し、公式インスタグラムに「ソンのセンセーショナルなソロゴール」と記して動画を公開。コメント欄には「プレミアリーグ史上最高のゴール」「プスカシュ賞?」「ファンタスティック」「10年間で最高のゴール?」「ワールドクラス」「説明できない…ワンダフルゴール」「世紀のゴール」など、改めて称賛の声が殺到していた。
今やプレミアを代表するアタッカーとなったソン・フンミン。今季のトットナムは監督交代が起き、エースのイングランド代表FWハリー・ケインも負傷で長期離脱と苦境が続く。後半戦は韓国代表FWのプレーに、さらなる注目が集まりそうだ。